
栃木県職種一覧
総合土木(農業土木)
農業の生産性向上や豊かな農業農村空間の形成のため、ほ場整備や農道・農業水利施設の整備保全、農村振興、農村環境整備などの業務に従事します。
主な勤務場所
農村振興課、農地整備課、農業振興事務所

職員インタビュー
とちぎの豊かな農業・農村を次世代へつなぐ!

農政部 農村振興課 農村環境担当
入庁年度
平成25年度
異動経歴
H25~ 下都賀農業振興事務所農村整備部整備課
H28~ 上都賀農業振興事務所農村整備部整備課
H30~ 企業局今市発電管理事務所施設第二課
R4~ 農村振興課技術調整担当
R5~ 現所属
Q.現在の担当業務を教えてください。また、職場の雰囲気について教えてください。
草刈りや堀さらいなどの農村地域の共同活動を支援する交付金を担当しています。農業者の減少や高齢化を見据え、新しい形の草刈り体制(高機能草刈機の導入や草刈隊の結成)を推進しているところです。また、農村地域のカーボンニュートラルの実現に向け、農業用水路を活用した小水力発電などの再生可能エネルギーの推進も担当しています。職場は、気軽に仕事の相談ができ、とても働きやすい環境です。
Q.これまでにどのような業務を経験しましたか。
入庁して最初の2つの所属である農業振興事務所では、農地や農業用施設の整備に係る設計や工事の発注、工事現場での監督業務を担当していました。次の企業局においては、農業や発電用の頭首工、ダムの維持管理を行っていました。これまでの経験が次の職場でも生かせるのは、技術職ならではと思います。
Q.やりがいを感じるのはどのようなときですか。または県職員の魅力は何ですか。
現在担当している交付金事業では、農業者や市町担当者と話す機会が多く、相手と向き合って信頼関係を築くことで、本音を聞けることが多くありました。そこで出た「現場の生の声」を自らの業務につなげることができたときは、やりがいを感じました。現場と遠すぎない距離感というのも県職員の魅力だと思います。

Q.今までの業務の中で印象に残っていること、大変なことを教えてください。
子育て真っ最中であり、仕事との両立に難しさを感じています。こどもが小さいため、急な熱や体調不良で対応を迫られることがあります。日頃から効率の良い仕事の進め方を心掛けることで、急な対応やこどもとの時間を確保できるようにしています。また、子育てに対して職場に理解があること、育児に関する休暇制度が充実していることも大変助かっています。
Q.民間で働く場合と仕事の違いはありますか。
県の総合土木職では、計画や設計から施工まで、農業土木の事業に一貫して携わることができます。一方で、民間企業においては、設計業者では計画や設計、施工業者では施工時点というように、部分的にしか携わることができません。また、農業者からの生の声を直接聞いて事業に反映できるということも県職員の強みだと思います。
Q.仕事を進める上で心掛けていることや大切にしていることは何ですか。
私は、「積小為大」という言葉を心掛けています。栃木県にゆかりのある土木技師でもあった二宮尊徳の言葉で、小さな努力を積み重ねていけば、いずれは大きな収穫や発展に結びつくという考えです。農業土木においても、調査や設計の小さなことの積み重ねが事業や整備につながります。大きなことを見据え、小さいことでもおろそかにしないことが大切だと考えています。
Q.仕事以外の生活について教えてください。

大学生の頃から始めた山登り、スノーボード(アルペン)を今でも続けています。休日や有給休暇をうまく活用しながら、心身のリフレッシュを図っています。スノーボードに関しては、いつかこどもと一緒に大会に出場したいと考えています。
Q.県職員を目指している方へのメッセージをお願いします。
栃木県では、職員の声を聞くために様々な取組(企画提案、幹部職員との意見交換)を行っており、組織としてボトムアップ型の体制が整っています。とちぎの農業・農村をより良くするために、皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています!
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