栃木県職種一覧

獣医師

家畜伝染病対策をはじめとする家畜の保健衛生に関する指導・防疫、試験研究や食肉検査、動物愛護指導、食品衛生指導などの業務を行います。

主な勤務場所

医薬・生活衛生課、畜産振興課、健康福祉センター、動物愛護指導センター、食肉衛生検査所、家畜保健衛生所、畜産酪農研究センター

病理検査
放牧場での衛生検査

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職員インタビュー

とちぎの公衆衛生を支え、県民の生活を守ります

 

保健福祉部 県北健康福祉センター 生活衛生課 食品衛生担当

入庁年度

平成25年度

異動経歴

H25~ 県北食肉衛生検査所 検査課
H28~ 動物愛護指導センター 普及指導課
R2~  現所属

Q.現在の担当業務を教えてください。また、職場の雰囲気について教えてください。

 食品衛生の担当として、飲食店や食品工場などの施設に対する衛生指導や立入検査を実施したり、これから営業を始めたい方からの相談・申請受付業務を行ったりしています。食中毒や違反食品を探知した際には、原因調査や行政処分の対応も行います。
 職場では、どの職員も普段から情報共有や効率化を意識し、働きやすい工夫をしています。子育て中の職員も多いため、急な予定変更にもお互い様という雰囲気で対応していただけるので、とてもありがたいです。

Q.これまでにどのような業務を経験しましたか。

 食肉衛生検査所では、安全な食肉が流通するために必要な食肉検査に携わり、家畜に異常や病気がないかどうかの肉眼検査のほか、微生物検査や病理検査も経験しました。動物愛護指導センターでは、動物を適切に飼育するための講習会や普及啓発のイベントを実施したほか、動物取扱業の許認可・監視業務にも関わりました。

Q.やりがいを感じるのはどのようなときですか。または県職員の魅力は何ですか。

 県民や事業者に指導内容を説明する際、場合によっては意見が対立する形になってしまうこともありますが、こちらの意図したところを理解してもらえたときには達成感を覚えます。そのため、単に法令を説明するだけでなく、理由や目的をきちんと伝え、指導に納得してもらえるよう意識しています。

Q.今までの業務の中で印象に残っていることを教えてください。

 動物愛護指導センターでは、獣医師として動物の健康管理をしながら、普及啓発の講習会やイベントの企画運営も経験しました。一般の方向けの講習会を考えたり、関係企業や団体との打ち合わせをするなかで、行政の取組を知ってもらうためにどんな工夫をしたらよいか、行政の立場だからこそできることは何か、ということを意識するようになりました。

Q.民間で働く場合と仕事の違いはありますか。

 公務員獣医師は、定期的な異動により様々な職場を経験でき、業務内容も監視指導や試験検査といった専門的なもののほか、普及指導、計画策定や予算編成など多岐に渡っているので、様々な分野で仕事をしたい人に向いていると思います。動物だけでなく、人のための仕事という側面も大きく、公衆衛生という県民生活に密着した分野で活躍することができます。

Q.仕事を進める上で心掛けていることや大切にしていることは何ですか。

 行政にとっての「お客様」は、実際に対応する個々の県民や事業者だけでなく、県民全体・業界全体だと考えています。一方、全体の状況を良くしていくためには、目の前の状況を一つずつ改善することが必要ですので、その両方を意識しながら業務に取り組むよう心掛けています。

Q.仕事以外の生活について教えてください。

 車の運転が好きなので、休日は家族でドライブに出かけることが多く、公園やアウトドアスポットで釣りやサイクリングを楽しんでいます。業務を調整すれば連休を取ることも可能なので、夏休みなどは家族旅行をして気分転換しています。

Q.県職員を目指している方へのメッセージをお願いします。

 公務員獣医師は、専門的な知識を生かしながら様々な分野に関われることが魅力です。県民の生活を守るために、行政という立場だからこそできることがたくさんあります。皆さんと一緒にお仕事ができるのを楽しみにしています。

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