栃木県職種一覧
獣医師
家畜伝染病対策をはじめとする家畜の保健衛生に関する指導・防疫、試験研究や食肉検査、動物愛護指導、食品衛生指導などの業務を行います。
主な勤務場所
生活衛生課、畜産振興課、健康福祉センター、動物愛護指導センター、食肉衛生検査所、家畜保健衛生所、畜産酪農研究センター
職員インタビュー
とちぎの畜産を伝染病から守ります!
農政部県南家畜保健衛生所 防疫第一課
入庁年度
平成22年度
異動経歴
H22~ 県北家畜保健衛生所防疫課
H25~ 県央家畜保健衛生所家畜衛生研究部病理研究室
H29~ 畜産振興課生産流通担当
H31~ 畜産振興課家畜衛生担当
R1.10~ 畜産振興課家畜防疫班家畜衛生チーム
R4~ 現所属
Q.現在の担当業務を教えてください。また、職場の雰囲気について教えてください。
豚熱、高病原性鳥インフルエンザや口蹄疫など、一たび発生すると地域経済への影響が大きい家畜の病気である家畜伝染病について、発生を予防するための衛生指導と、万が一発生してしまった際に備えて病気をまん延させないための体制整備を主に行っています。そのほか、家畜の飼養者が年に1回必ず行う飼養状況や、衛生管理に関する報告の調整及び取りまとめ、地域の養豚関係団体の活動に対する支援を行っています。
Q.これまでにどのような業務を経験しましたか。
県北家畜保健衛生所では、主に馬と蜜蜂の病気の発生予防と病気になった家畜の原因究明、県央家畜保健衛生所では、病理学的視点から病気になった家畜の原因究明や病気に関する調査研究、畜産振興課では、肉用牛の生産振興や家畜衛生の観点から生産者を支援するための企画立案や関係者との調整を行っていました。
Q.やりがいを感じるのはどのようなときですか。または県職員の魅力は何ですか。
自分で携わった企画が形になったときや、農場に衛生指導を行い衛生レベルや生産成績が向上したときです。その過程ではもちろん苦慮することもありますが、時間をかけてよく考えながら業務を進め、最後に実を結んだときは大きな達成感が得られるため、やりがいがあり、そのような業務ができることが魅力だと考えています。
Q.今までの業務の中で印象に残っていることを教えてください。
初めて勤務した県北家畜保健衛生所で、先輩から熱心に御指導いただいたことです。もちろんその後も良い先輩や後輩に囲まれてきましたが、その先輩から仕事に打ち込む姿勢を学び、様々な対応や生産者への指導、研究成果の誌面投稿や県内外・国際学会での発信など、業務に最後まで粘り強く取り組む心を養うことができました。
Q.民間で働く場合と仕事の違いはありますか。
民間で働いた経験はありませんが、一個人や一企業ではなく、県内の関係者全体のことを考えて業務を行うことだと思います。特に中心的な業務となる家畜の伝染病対策については、法律に基づき発生の予防やまん延防止を図り、利益を顧みず生産者や関係者を守る必要があるため、行政獣医師ならではの重要な業務と考えています。
Q.仕事を進める上で心掛けていることや大切にしていることは何ですか。
どんな仕事でも求められたことは遂行すること、+αの追求や挑戦に努力を惜しまないことを心掛けています。また、仕事の方向性が大きくずれないよう、目的と達成後の姿を意識して過程と手段を考えるようにしています。対外的な調整や指導をする際は、相手方の立場や状況をよく考え、義を重んじて接する気持ちを大切にしています。
Q.仕事以外の生活について教えてください。
趣味はバイク、スノーボード、将棋です。ほかにも昔から戦国時代が好きで、最近は中国史の長編ドラマを妻と一緒に少しずつ鑑賞しています。また、娘には、県内を中心に観光地や文化に触れさせてあげられるよう家族で出掛けています。
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