
栃木県職種一覧
心理
児童相談所などにおいて児童、障害者、保護者などに対し「心のケア」の面から相談、指導、心理判定などの業務に従事します。
主な勤務場所
児童相談所、精神保健福祉センター、那須学園、障害者総合相談所

職種紹介動画

職員インタビュー
県民の心の健康を守るスペシャリスト!

保健福祉部 中央児童相談所 判定指導課
入庁年度
平成31年度
異動経歴
H31~ 県北児童相談所 判定指導課 虐待対応チーム
R2~ 県北児童相談所 虐待対応課
R4~ 県北児童相談所 判定指導課
R6~ 現所属
Q.現在の担当業務を教えてください。また、職場の雰囲気について教えてください。
児童相談所では、児童に関するあらゆる相談を受理します。その中でも私は、療育手帳の判定、非行少年との面接、被虐待児のケアのための心理教育やグループワークなどを中心に業務を行っています。また、児童養護施設に対する処遇力向上のため、研修の企画・運営も担っています。職場には、心理以外の職種の職員も多く、他職種と連携し、ときには課の垣根を越えて業務に当たります。チームで仕事をしていると実感できる職場です。

Q.これまでにどのような業務を経験しましたか。
虐待対応チーム・虐待対応課では、主に児童虐待の調査や必要に応じて児童の安全を守るために児童の一時保護を行うという業務を経験しました。また、判定指導課では、児童に対して心理検査を実施し、その結果を保護者に伝え、今後のより良い生活のためにできそうなことを一緒に考えるという時間が多かったと振り返ります。
Q.やりがいを感じるのはどのようなときですか。または県職員の魅力は何ですか。
私見ですが、お子さんのことで悩むという経験は、子育てをしている方全員が経験されたのではないかと思います。その悩みを一緒に分かち合い、必要な支援方法を考えていく中で、保護者から「話せて良かった。」、お子さんから「ここに来て良かった。」と感謝の言葉をいただいたときには、特にやりがいを感じます。
Q.今までの業務の中で印象に残っていることを教えてください。

児童相談所は、児童の安心安全を守るために保護者と対立した状態で支援がスタートすることもあります。一方で、その後今の家族に何が必要なのかを保護者と丁寧に話し合い、時折ぶつかりながらも会話を重ねていくことで理解が得られ、相談関係を築くに至ったときには非常に嬉しかったと振り返ります。
Q.民間で働く場合と仕事の違いはありますか。
民間施設では、心理に携わる社員は1人だけの職場も多いかと思います。しかし、県職員であれば周りに心理の職員が多くいます。実際に、私が配属されている中央児童相談所には、私を含めて心理の職員が15名以上も在籍しています。そのため、同僚や先輩に支援方針の相談がしやすく、心理の職員としてスーパーバイスを受ける環境が整っているところが強みだと思います。
Q.仕事を進める上で心掛けていることや大切にしていることは何ですか。
支援者として相談者の方にお伝えする言葉でもありますが、「1人で悩まないこと」です。チームとして仕事を進めていくということを意識し、些細なことでも同僚や先輩に相談しながら業務に当たっています。その環境が、1人で仕事を抱えるという事態の防止にもなっているのではないかと感じます。
Q.仕事以外の生活について教えてください。
3歳未満のお子さんがいる男性職員は、育児休業等取得計画表を作成し、育児と仕事の両立が図れるよう所属長と話し合います。私は、「毎月育児に参加する日を設けたい。」と伝え、実際に毎月必ず休暇を取得し育児に励んでいます!

Q.県職員を目指している方へのメッセージをお願いします。
心理職は、児童相談所だけでなく、精神保健福祉センターや障害者総合相談所などの相談機関にも配属されます。県民の心の健康をあらゆる視点から守る担い手として、ぜひあなたの入庁を心からお待ちしています。
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