
栃木県職種一覧
林業
森林資源を維持し、林業の基盤づくりや県産材の利用促進、しいたけなどの特用林産物生産振興などのほか、貴重な自然環境の保全などの業務を行います。
主な勤務場所
環境森林政策課、自然環境課、林業木材産業課、森林整備課、環境森林事務所、林業センター、林業大学校

職員インタビュー
栃木の森林・林業を守り、育てます!

環境森林部 県北環境森林事務所 森づくり第二課
入庁年度
平成26年度
異動経歴
平成26年~ 矢板森林管理事務所 森づくり課
平成29年~ 環境森林政策課 環境立県戦略室
平成31年~ 県東環境森林事務所 環境企画課
令和4年~ 県東環境森林事務所 林業経営課
令和5年~
現所属
Q.現在の担当業務を教えてください。
現在は、県北地域で治山業務を担当しています。山崩れが発生した箇所を工事で復旧し、森林を回復させる手助けをすることで、地域の安全安心に寄与する仕事です。主に計画地の調査・測量から設計、工事の発注、現場監督を行っています。
現在の職場は若手職員の割合が高く、治山業務の経験が多くない中で事業を進めていく難しさはありますが、話し合いやすい雰囲気で仕事ができています。
Q.これまでにどのような業務を経験しましたか。
治山事業だけでなく、県営林の管理、自然公園の工事・管理、間伐等に対する補助金事業、県の施策のPRなど幅広く経験しました。自然公園の管理をしていたときには、利用者が安全に使えるように遊歩道の整備をしたり、県の施策のPRをしていたときには県の取組を知ってもらうための新聞広告やテレビCMの内容検討など行っていました。

Q.やりがいを感じるのはどのようなときですか。または県職員の魅力は何ですか。
県職員は、皆で同じ目標に向かっていけるところが魅力だと思います。人によって考え方が違うことはありますが、競争相手ではなく、より良い仕事をしてより良い環境にするために、どうしたら良いか相談する相手や参考にする相手がいることは、仕事がしやすいところなのかなと思います。
Q.今までの業務の中で印象に残っていることを教えてください。
入庁して初めて、治山工事を担当したときです。手探りの状態で設計書を作ったものの、先輩から「工事業者の経営に影響するものだからもっと慎重にやらないと」と指導をいただき、そのときに初めて「自分の仕事は人の生活に影響するもの」と認識しました。それ以降、「関係者等に不利益や無駄が無いように」と意識するようになりました。
Q.民間で働く場合と仕事の違いはありますか。

林業職の業務は、工事、自然公園、林業経営の指導、県営林の管理、野生鳥獣の管理など幅広く、それぞれで特色があるので異動のたびに新たな気持ちで仕事に取り組むことができます。毎回新しいことに取り組むのは大変ですが、同じ物事でも違う視点で考えることができるので、そこは民間企業ではあまり経験できないことかなと思います。
Q.仕事を進める上で心掛けていることや大切にしていることは何ですか。
心掛けていることは、相談をためらわないことです。「忙しそう」と思って相談をためらってしまったことで業務が滞ってしまい、周りに迷惑をかけてしまったことを痛感してからは、遠慮なく相談するようにしています。また、仕事をしているうちに考えが偏ってしまいがちなので、一般的にどう見えるかということも意識するようにしています。
Q.仕事以外の生活について教えてください。
趣味は旅行です。国内が主ですが、土・日や三連休の前後に有給休暇を取り、あちこちに行っています。今年は北海道や広島などに行きました。旅行先では美味しいものを食べたり、その土地ならではの景色を見たりして楽しんでいます。

Q.県職員を目指している方へのメッセージをお願いします。
県の林業職の仕事は多岐に渡るため、自分が大学等で学んできた分野以外の業務にも広く携わることになります。それぞれの業務で築いた人間関係や経験は、必ず他の分野でも生きてきますので、広い視野を持ち、様々な角度から栃木県の森林・林業を一緒に支えていただきたいと思います。
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