過去掲載職員インタビュー

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機械 過去掲載職員インタビュー

2022年度

職員インタビュー

栃木県の製造業を“技術”の面から支えます!

 

産業労働観光部 産業技術センター 機械電子技術部

入庁年度

平成24年度

異動経歴

H24~ 産業技術センター 機械電子技術部

Q.現在の担当業務について教えてください。

企業の技術力向上を支援する業務を担当しています。具体的には、技術的なトラブルに対する技術相談、材料の物性値の測定や金属部品の破壊原因調査に係る破断面観察・成分分析などの依頼試験、当センターが保有する機器を企業の皆様にお使いいただく機器開放、機械加工(切削・研削)の高能率化・低コスト化に資する研究開発などを行っています。

Q.これまでにどのような業務を経験しましたか。

依頼試験では、製品の故障原因を調査するためX線CTを用いた非破壊検査や、走査型電子顕微鏡を使った観察・成分分析など、様々なお困りごとに対して要望に応え解決してきました。また研究開発では、新たな加工法の開発や、企業・大学と共同で切削・研削加工の高能率化・低コスト化・高品位化に取り組んできました。

Q.やりがいを感じるのはどのようなときですか。

企業の皆様から感謝された時です。私たちの職場には、技術的な困りごとやトラブルを抱えた方がお越しになる場合が多くあります。皆様の困りごとをしっかり聞き取り、必要な試験・観察や情報を提供することで、「お陰様で無事に解決できました」と感謝の言葉をいただいた時には本当に仕事をやっていてよかったと感じます。

Q.今までの業務の中で印象に残っていることを教えてください。

研修制度を活用して大学で3ヶ月間勉強させていただく機会がありました。機械職(研究職)という立場で企業との関わりを持つ身として、改めて最先端の研究の場で勉強できたのは大変良い経験だったと感じております。これをきっかけとして、仕事と家庭を両立しながら博士後期課程に進み、博士号(工学)を取得することができました。

Q.民間で働く場合と仕事の違いはありますか。

民間企業で技術職として採用された場合、高い専門性を求められることが多いと思います。一方で県職員の場合は、専門性を持ちつつも、多種多様な業種の方々からの要望に対応できるよう、幅広い視点と知識に加え、公的視点を持って業務に取り組む必要があります。この点が、民間企業と県職員との違いだと思っています。

Q.仕事を進める上で心がけていることや大切にしていることは何ですか。

研究開発・依頼試験などで私たちが企業に提示する結果に間違いがあってはいけません。得られたデータから結果を導き出す判断基準が揺らいでしまっては、正確な結果を出すことができません。企業の皆様からの信頼を得るためにも、文献や規格などを参考に、日々判断基準を磨いています。

Q.リフレッシュにはどんなことをしていますか?

私は歌うことが大好きです。職業病なのか、どうしたらうまく歌えるかを日々研究しています。この影響か、子供も歌が好きなようで、よく一緒に歌っています。30歳の記念に歌番組に出ましたが、今度は子供と一緒に出たいと思っています。