過去掲載職員インタビュー

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化学 過去掲載職員インタビュー(2023年度掲載)

2023年度掲載 職員インタビュー

職員インタビュー

現場でもデスクでも、理系の力で環境を守る!

 

環境森林部気候変動対策課 カーボンニュートラル推進担当

入庁年度

平成29年度

異動経歴

H29~ 県北環境森林事務所環境対策課公害対策ユニット
H31~ 環境保全課水環境担当
R4~ 現所属

Q.現在の担当業務を教えてください。また、職場の雰囲気について教えてください。

カーボンニュートラル実現を目指す施策のうち、省エネ設備導入に関する事業者向けの補助事業を担当しています。また、法改正で新しくできた再エネ関係の制度運用を担当し、方針検討のための情報収集・資料の作成・関係者への説明と意見照会等を行っています。
カーボンニュートラルは今注目の課題であり、迅速に幅広い取組を求められる忙しい職場ですが、共通の目標を持ち、意見を出し合いより良いものを目指す、充実した職場です。

Q.これまでにどのような業務を経験しましたか。

県北環境森林事務所では、工場の設備や排水の管理状況を立入検査で確認し、公害防止に必要な指導や助言を行いました。河川の水質に異常が生じた際には、現場で原因の調査や再発防止の指導等を行いました。
環境保全課では、40年以上続く水質調査を担当し、川や湖の水質の動向を把握して、保全のための取組を検討したり、公表資料を作成したりしました。

Q.やりがいを感じるのはどのようなときですか。または県職員の魅力は何ですか。

県職員は様々な業務を経験できます。現在の所属では、世界的な課題として注目される気候変動対策として、施策の策定に向けた検討や新制度の運営に携わっています。前所属では、法に基づき40年以上行われてきた水質調査を着実に実施しました。事務所では、主に現場での調査や事業者指導に従事しました。幅広く県民に貢献でき、自分の経験も豊かになります。

Q.今までの業務の中で印象に残っていることを教えてください。

初めて河川水質が異常との通報を受け、現場対応したときのことが印象的です。先輩や上司が速やかに関係機関に連絡を取り、的確に情報収集する様子に圧倒されました。通報は夕方でしたが、暗くなる前に現場に到着し、発生源を調査できました。県民の安心・安全のため、即時に最適な行動のできる県職員でありたいと感じました。

Q.民間で働く場合と仕事の違いはありますか。

環境には様々な化学物質や化学反応が関与するため、化学の専門知識はもちろん、理系分野の基礎知識も業務に活用できます。また、法令の内容に対する理解を深め、必要な情報を収集し整理するとき、研究活動等で経験した考え方やノウハウを生かせます。知識をそのまま使うだけでなく、理系分野で習得したことは、全て業務に生かせます。

Q.仕事を進める上で心掛けていることや大切にしていることは何ですか。

相手の立場を想像して業務に取り組むよう心がけています。公務員の業務の対象範囲は広く、仕事相手には様々な背景があるため、県民向けの説明や事業者指導では、相手に応じて適切に情報を取捨選択し、分かりやすく表現するよう意識しています。

Q.仕事以外の生活について教えてください。

県庁職員による吹奏楽団に所属し、クラリネットを演奏しています。また、最近ずっと憧れていたテナーサックスの教室に通いはじめました。いずれも練習は平日ですが、やむなく残業するとき以外は仕事を切上げ、息抜きに音楽を奏でています。