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農業

農業 過去掲載職員インタビュー

2022年度

職員インタビュー

農業の発展を通じて、地域産業を支えます!

 

農政部 下都賀農業振興事務所 企画振興部 企画振興課

入庁年度

平成18年度

異動経歴

H18~ 農業試験場園芸技術部果樹研究室
H23~ 下都賀農業振興事務所経営普及部いちご園芸課
H25~ 農政課食育地産地消担当
H26~ 農林水産省生産局園芸作物課へ派遣
H28~ 農政課企画調整担当
R2~ 現所属

Q.現在の担当業務を教えてください。

栃木県は関東有数の米どころですが、昨今は米の消費が落ち込んでいることから、需要の高い園芸作物の導入を推進しています。具体的には、経営発展を目指す生産者の規模拡大を支援したり、食品業者のバイヤーと生産者をマッチングさせて、商談に発展できるよう支援したりしています。また、農産物の輸出を志す生産者の試験輸出に向けた取組や「いちご王国・栃木」を全国に広めるためのPRを実施しています。

Q.これまでにどのような業務を経験しましたか。

農業試験場では、なしやぶどうの生産力向上に関する研究を行いました。次の農業振興事務所では果樹の普及指導員として、当時の新品種「シャインマスカット」の栽培技術の確立に向け、生産者とともに試行錯誤を繰り返していました。農政課では農業政策全体の調整を行っていましたが、企画の立案や予算執行においては現場の経験が生かされました。

Q.県職員(農業職)の魅力は何ですか。

農業職の魅力は、農業にまつわる様々な仕事に携われることです。普及指導員として生産者と一緒に地域農業の発展のために尽力することもできますし、農業試験場で新品種や新技術の開発を担うこともできます。また、農業大学校で未来を担う若手生産者の育成に携わることもできます。農業という専門性を持ちつつ様々な仕事を通じて、自分のスキルアップを図れます。

Q.今までの業務の中で印象に残っていることを教えてください。

農林水産省に派遣されていた時は、海外のノウハウを応用した次世代の施設園芸を日本全国に展開するために、各都道府県や他省庁、外国の大使館と調整や折衝を行っていました。日本全体の農業政策を知ることができる貴重な経験であったとともに、様々な相手に柔軟に対応した説明の仕方や資料の作り方など様々なことを学べました。

Q.民間で働く場合と仕事の違いはありますか。

農業は農産物を作って売るという経済活動であるとともに、景観の保全や気象災害に対する防災減災効果、高齢者の生きがい、農作業を通じた心身の健康増進効果など経済活動以外の様々な利点があります。幅広い視点で農業に携われるのが県職員の魅力と言えます。

Q.仕事を進める上で心がけていることや大切にしていることは何ですか。

商人の経営哲学の一つに「三方よし」という言葉がありますが、生産者の利益を考えることはもちろん、納税者である消費者や地域住民にも利益があるか、さらにそれが農業を取り巻く課題の解決につながるかという3つの視点で仕事をするように心がけています。