
過去掲載職員インタビュー
2024年度掲載 職員インタビュー
職員インタビュー
ものづくり企業の課題解決に向けて技術でお手伝い!

産業労働観光部産業技術センター 機械電子技術部
入庁年度
平成29年度
異動経歴
H29~ 産業技術センター材料技術部
H30~ 現所属
Q.現在の担当業務を教えてください。また、職場の雰囲気について教えてください。
ものづくり企業などに対して技術的な支援を行う産業技術センターで、課題解決に向けた技術的相談への対応や、センターが保有する機器を用いた試験、共同研究などを行っています。私は主にX線CTスキャン装置を担当し、製品が設計どおりに作られているかの確認や、不具合の原因調査などのお手伝いをしています。調査の中で自分と異なる専門分野の知識が必要になることも多いですが、そのときは職員同士で気軽に協力し合える、和やかな雰囲気の職場です。
Q.これまでにどのような業務を経験しましたか。
産業技術センターの材料技術部では、金属材料の組織観察や電子顕微鏡を用いた調査などを担当していました。現在の所属では、表面粗さ測定機や、形状測定機器類の担当を経て今に至ります。試験研究業務のほか、企業の人材育成のため、有識者の方をお招きしての技術講習会の企画・運営なども行ってきました。
Q.やりがいを感じるのはどのようなときですか。または県職員の魅力は何ですか。
様々な企業からの相談を受けることになるので、広い分野の知識を得ることができるのが大きな魅力だと感じています。ほとんどの方が困りごとを抱えて相談に来られるため、技術相談や依頼試験などを通して問題の解決に繋げることができたときは、感謝の言葉をいただくことも多く、達成感につながります。
Q.今までの業務の中で印象に残っていることを教えてください。

イベントにおいて、子ども向け体験教室の講師を担当しました。X線装置を使うことで、身近なモノの中身がどうなっているのかを子どもたちと一緒に観察しました。子どもたちにもわかりやすい言葉で説明をするのは大変でしたが、楽しそうに授業を受ける子どもたちを見て、大きな達成感を味わいました。
Q.民間で働く場合と仕事の違いはありますか。
技術的な課題解決に関わる業務だけでなく、セミナーやワークショップなどイベントの運営や、企業の人材育成のお手伝いに携わることもあるのが、大きな違いだと思います。人に教えるためには内容の深い理解が必要になるので、その分野のプロフェッショナルとしての知識が自然と身につくようになります。
Q.仕事を進める上で心掛けていることや大切にしていることは何ですか。
相談者が何を必要としているのかを見極め、言われた試験を行うだけでなく、課題解決のために適切な手法をこちらから提案できるように心掛けています。産業技術センターで保有している装置で対応が難しい場合にも、周辺で対応ができる公設試験研究機関をご紹介するなど、問題解決に向けて広い視野で臨むようにしています。
Q.仕事以外の生活について教えてください。
令和5(2023)年8月に新居が完成し、新生活をスタートしました。キッチンが広くなったため、今までほとんどしたことのない料理の練習を始めました。練習するほど、日々食事を用意してくれる妻への感謝の気持ちが大きくなります。
